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梅毒はアトピー性皮膚炎と見分けが難しい

2019年12月26日
薬を飲んでいる男性

梅毒はアトピー性皮膚炎と見分けが難しいと言われており、もともとアトピー性皮膚炎を患っている人であれば、性病に感染していたとしてもただのアトピーだと勘違いして、病気を見逃してしまうかもしれません。性感染症のなかには、放置しておくと重症化してしまう病気も多いですが梅毒もそのひとつであり、放置してしまうことによって心臓や血管、神経などに重い障害を引き起こしてしまうことがあるのです。そうならないようにするためには、感染したときに早期治療を行うことが重要であり、そのためには初期段階で性病であることを見抜かなければなりません。

梅毒は第1期から第4期に症状が分けられていますが、第1期では身体に豆粒程度のしこりができるようになります。これは痛みのないしこりであることが多く、軟骨程度の硬さであることがほとんどです。軟骨ほどの硬さを持つしこりができると同時に、太もものリンパ節に痛みのない腫れが起こることもありますが、いずれの症状も放置しておくと数週間で消えます。

第2期は感染から約3か月後に訪れ、赤茶色の盛り上がりができたり、手の平や足の裏に発疹ができたりするようになるでしょう。他にはのどの奥の腫れやピンク色のアザ、脱毛症状が起こることもあります。稀に扁平コンジローマを併発することもあり、その場合はピンク色や薄い灰色のイボが生じるようになるでしょう。ここまでに自覚症状を持たず、病院で治療を開始することができなければ、重症化してしまう可能性が高いと言えます。

第3期は感染から約3年以上経過してから訪れますが、皮下組織に大きめのしこりができてしまい、それを放置すると末期症状となって全身の血管や神経、心臓などに重篤な症状が起こるでしょう。初期段階で病気であると診断してもらい、治療を行うことができなければ、全身に悪い影響があらわれてしまう可能性があり、非常に危険だと言えます。皮膚にできるしこりや発疹はアトピー性皮膚炎と間違えやすいですが、じっくりと観察して本当にアトピー性皮膚炎なのかどうか判断しなければならないでしょう。

梅毒を患っている人とセックスしてしまったなど、感染する可能性がある行為をしてしまったという人は、早急に病院で診断を受ける必要があります。初めは皮膚などに自覚症状があるだけであっても、この性感染症が進行すると重篤な病気を引き起こしてしまいますし、死に至るような病を併発する可能性もあるので危険です。梅毒の症状をアトピー性皮膚炎の症状と間違えてしまう人もいますが、感染するようなことをした覚えがあるのであれば、アトピー性皮膚炎だと判断せずに病院に行くことをおすすめします。

近頃は梅毒になる人が増えているので、いつ誰が感染してもおかしくはありません。些細な違和感であっても、それが梅毒の初期症状である可能性もあるわけですから、検査を行って陽性であれば、きちんと治療を進めるようにしてください。