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クラミジア結膜炎は失明することもあるので注意

2020年04月26日

性感染症が他の病気を引き起こすこともありますが、クラミジアの病原菌が原因となって他の病気になってしまうこともあります。クラミジアの菌は性器や咽頭にしか症状があらわれないと思っている人もいるかもしれませんが、感染する場所によってはこれら以外の場所にも症状があらわれるのです。性器や咽頭以外で症状があらわれるものとして、失明する恐れがあるクラミジア結膜炎があります。これは大人と新生児の両方が感染する可能性のある炎症性疾患だと言えるのです。

大人がクラミジアに感染するときは、主に性行為によって性器や咽頭へ感染が起こります。コンドームを使用せずにセックスやオーラルセックス、アナルセックスを行ったときに性器同士や性器から咽頭、咽頭から性器へと病気がうつされるのです。ですが、精液や膣分泌液などにクラミジアの病原菌が含まれていて、それが直接目に入ってしまったり、手に付着したまま目をこすってしまったりすると、目にも感染することがあります。クラミジアの病原菌が目から入り込んでしまうと充血やめやにといった症状があらわれるだけでなく、それが進行することによって炎症性疾患である、クラミジア結膜炎になってしまうのです。

クラミジア結膜炎は大人だけが感染するものではなく、新生児も感染することがあります。新生児の目に直接精液や膣分泌液が触れてしまうような状況にはならないと思う人もいると思いますが、それ以外の経路でも感染してしまうことがあるのです。それは母子感染によるもので、妊娠中の女性がクラミジアに感染してしまい、そのまま出産を迎えてしまうと、赤ちゃんが産道を通るときにクラミジアの病原菌に感染してしまう可能性があります。これによって中耳炎や結膜炎といった炎症性疾患を引き起こすことが少なくないのです。そのため、妊娠中には定期的に妊婦を対象としている定期健診などを受けることで病気になっていないかチェックしておく必要があるでしょう。

クラミジア結膜炎に感染すると大人も新生児も、めやにや充血といった症状があらわれるだけでなく、最悪の場合は失明してしまう可能性もあります。感染したことに気づかず目に起こった違和感を無視していると、そのうち充血やめやにがひどくなってしまい、最終的には目が見えなくなってしまうかもしれないのです。性感染症から失明してしまう可能性があることを知らない人もいますが、クラミジア結膜炎は症状に気づかずに放置してしまうと悪化して失明することもあります。大人だけではなく、新生児の場合もそのリスクがあるので注意しておかなければなりません。

クラミジア結膜炎になってしまったかもしれない場合は、性病科や眼科で治療を受けることができます。赤ちゃんの場合は出産後すぐに気づくことができるケースも多いですが、何らかのきっかけで後から感染してしまった場合は、小児科や眼科を受診するようにしてください。抗生物質を用いて素早い治療を行うことができれば失明せずに済むので、クラミジア結膜炎の可能性がある場合は病院で抗生物質による治療を行いましょう。