悩む男性と病原体
男性を診ている医者
薬を飲む男性と黄色のカプセル
白い薬と葉と花

有名な性感染症のひとつには梅毒がありますが、この病気は近年、増加傾向となっているという特徴があり、厚生労働省も梅毒患者の増加に警鐘を鳴らしているのです。強い感染力を持っているので蔓延しやすい、放置しておくことで重症化しやすいなどの理由から初期症状である発疹を見逃さないようにすることが大切だと言われています。昔は不治の病として死に至る可能性があると恐れられていましたがペニシリンによる治療が行えるようになってからは、きちんと完治させることができる病気となっているので、早期発見からの治療によって症状を改善することが可能です。

近頃、梅毒患者が増えていることにはいくつかの理由が挙げられます。まずは性風俗産業が盛んになっていることが理由としてあり、お店で働く女性とお客さんである男性が性的接触を行うことによって、感染することが多くなっているのです。性風俗店ではコンドームなしでの挿入は認められていませんが、その代わりにコンドームを利用しないオーラルセックスを行っているお店も少なくありません。オーラルセックスであっても感染している人とコンドームなしで行為に及ぶと感染することがあるので、非常に危険だと言えますし、これによって感染者が増加していると言うこともできます。

また、外国人観光客が増加していることも理由のひとつとして挙げることができるでしょう。海外には梅毒患者が非常に多く存在している国もあり、最近ではそういった国の人が日本へ観光目的でやってきて、その際に性風俗を利用することがあるのです。梅毒の病原菌を保有している外国人観光客が性風俗店を利用することによって従業員女性が感染し、そこから日本人の男性客に感染して、日本でも梅毒が蔓延してしまっていると言えます。昔はオーラルセックスによる行為は一般的ではありませんでしたが、現在では一般人の間でもオーラルセックスが盛んに行われているので、挿入はコンドームを用いていたとしても、オーラルセックスによって風俗で感染した病気をパートナーにうつしてしまうことも多いのです。

梅毒は強い感染力を持っているので、性的接触を行ったことがある人は誰でも感染する恐れがあります。それだけではなく、先天梅毒と言って、母体が病原菌に感染している場合は生まれたときから赤ちゃんが梅毒を患っていることもあるのです。自分やパートナーが症状に苦しむだけではなく、先天梅毒によって赤ちゃんまで病気になったり苦しい思いをしたりする可能性があるので、感染しないように努めることが大切だと言えます。

厚生労働省が注意喚起をしているように、現在では梅毒感染者が増加しているので、感染しないように気をつけておかなければなりません。感染の原因となるような性風俗の利用を控えたり、性行為を行う際はコンドームを装着したりするなど感染する原因をなくすようにすることが大切です。予防していても感染してしまった場合は、発疹などの症状があらわれたらすぐに病院を受診するようにしてください。ペニシリンを用いた早期治療を開始することができれば、しっかりと完治させることができます。

梅毒の感染者が増えているので、まずはうつってしまわないように気をつけることが大切ですが、病気になってしまったときのために、その症状について理解を深めておくことも大切です。基本的には発疹やしこりがあらわれるようになるので、感染者とセックスしたあとや性風俗を利用したあとに発疹やしこりが見られたら病院を受診してペニシリン系の治療薬を処方してもらってください。近頃は発症する人が増えているので、他人事だと思わずに予防や早期発見ができるように気をつけておくことが大切です。